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声優 石井マークさん TALK LIVE!!

2018/09/18

 

8/26(日)オープンキャンパスゲストDAYに、「ガンダムGのレコンギスタ」ベルリ・ゼナム 役 / 「カードファイト!!ヴァンガードG」シリーズ 新導クロノ 役 / 「ラブ米-WE LOVE RICE-」ひのひかり 役 / 「ハイキュー!!セカンドシーズン」灰羽リエーフ 役 / 「思い出のマーニー」武 役などで活躍中の声優、石井マークさんをお招きし、中高生を対象としたトークライブが開催されました。また、在校生特別授業では、在校生に直接アドバイスをしていただいた後、なんと石井マークさんにも実演していただき、大変貴重な経験をさせていただきました。

 

 

司会今回、大阪アニカレに来校されるのは初めてでいらっしゃいますが、本校の学生の印象や校舎の雰囲気はいかがでしょうか?

石井マークさん(以下石井):僕が感じたのは、みんなとても生き生きしていて、そのパワーは失くさないでほしいなと思いました。先程、校内を案内していただいたのですが、スタジオがとても綺麗でたくさんあるなと思いました。あと、隣接してるキャットミュージックカレッジさんがあるので、専攻クラスが多いという印象があります。それにプラスして恐らく選択授業があると思うので、今まで手を出したことがない分野を習えたり、歌を頑張りたいと思えば歌の授業を多く受けたりできるのは良いなと感じました。自分が経験したことのないことをたくさん経験できる場所になるんじゃないかなと思います。

 

司会実際お芝居にご興味があってこの業界に入られたわけですが、もともと演技はしてみたいと思っていましたか?

石井:僕は小さい頃から結構目立ちたがり屋なところがあったのですが、いざ人前で何かをするとなると恥ずかしくてできない性格だったんです。でも心の中では、やっぱりちょっとやってみたいなと思っていた時期がありましたね。だから、学校の演劇部や演劇公演を見る機会があったときは、楽しそうだなという感じで見ていました。

 

司会声優を目指そうと思われた具体的なきっかけはあったのでしょうか?

石井:中学2年生の頃、とあるゲーム作品のCMを見たときに、とてもその作品に興味を持ったんですよね。そのゲームの主人公役を演じていたのが櫻井孝宏さんで、当時の僕は声優というお仕事の存在も知らなかったので櫻井さんのことは知らなかったんです。でも、たった10秒程の短いCMでしたが何か魅かれるものがありました。そこで実際にゲームをプレイして物語を進めていると、どうしてこんなにも魅かれたのか理由がわかってきて、それ以降、ゲームやアニメのキャラクターの声優さんの名前を調べるようになりました。そうすると、「この声優さん、このキャラクターも演じてたんだ!」という驚きが刺激になって、本格的に声優というお仕事に興味を持ったんじゃないかなと思います。

 

司会:先程、初めてのお仕事は舞台というお話がありましたが、この場面が大変だったなというエピソードはありますか?

石井:僕は専門学校に入った時、やっぱり声優しか見ていなかったんです。声優のお芝居とか、体の使い方とかを全然見ていなかったので、マイク前で演じる時と人前で演じる時の差が1番大変でした。いざ舞台のお仕事を頂いて、台本も頭の中に入れて立ち稽古するってなった時に、自分のセリフだけどうしても浮いてしまうんです。全然上手くいかなくて、演出家さんにも何度も相手の役と会話をするように言われたのですが、自分ではしているつもりだったので、どうしてだろうってすごく思いました。その舞台のシリーズが3年程続いてからひと段落して、久しぶりにアニメのオーディションに参加すると、今度はマイク前の立ち方がわからなくなってしまって大変でした。

 

 

司会:舞台でのお芝居の経験から、声優のお仕事に活かされているなと感じる部分はありますか?

石井:声優は声優のベースのお芝居があって、舞台は舞台のベースのお芝居があると気づいてからは、じゃあこれを上手くミックスすることができたら、アニメのキャラクターをより人間っぽくできるかなと思ったので、普通の人間だったらこう演じるということも考えてアニメのキャラクターを演じるようになりました。例えば、怒ると眉が上がって、泣くときは眉が下がるという表情での感情表現も、マイク前でもきちんとできるようになると武器になると思いますし、舞台を経験すると、自分が演じている役になりきって自分もその気持ちにならないと、見ている人の心は動かせないと思うようになるので、その意識をマイク前でも取り入れることにより、セリフの表現の幅が広がると思っています。でも最初は、マイク前で表情の演技をすることが恥ずかしくて、今でも躊躇ってしまう時があるんですけど、徐々に克服していって、声優と舞台の両方のお芝居ができればいいなと思っています。

 

司会:舞台の経験を活かしていく中で、初めて主演を演じられた時のオーディションは、どういった内容だったでしょうか?

石井:初めてここまで上がることができて、監督の前で主人公の役を演じるということで、とても恐れ多い気持ちでいました。この時、緊張しながらも一生懸命キャラクターを考えて演じ切ろうと思ってやり切ったんですが、初めに監督に言われたことが「お芝居しないで」だったんです。自分の演技プランが否定されたような気がして、その後に別のキャラクターのイメージのパターンも考えていたんですけど、見事に崩れてしまって。お芝居をしないでという意味が分からなくって、頭が真っ白になっている時に「自分のままで演技すれば大丈夫だから」と言われて、混乱しつつもう一度演技をしました。自分ではこんなの違うと思いましたが、監督から「それでいいんだよ」と言われて…。でも、その一言で僕の考え方が変わりました。アニメのキャラクターに僕たちが合わせるのではなく、あくまでお芝居するのは僕たちなので、自分の良さとキャラクターの良さをミックスして良いバランスで演じることで、もっとキャラクターが素敵になるんじゃないかなって思うようになりました。結果的に主人公に選んでいただけて、しばらくは全然信じられませんでしたが、ホームページに名前が載って実感が湧きました。

 

司会:収録の期間、役を演じていく中で発見や成長できたことはありますか?

石井:そうですね。収録の期間にイベントやラジオ番組に出演したり、声優としていろいろなお仕事を経験させていただいて、当時は自分のキャパシティに全然収まらなくて大変に感じる場面もありましたが、その経験があったからこそ今の自分があると思います。役に関しては、自分が出演した作品を見て、自分を見つめ直すことが大事だと思うようになりました。自分の声って、話している声は聞こえても、客観的に聞くことはないと思うんですよね。収録の前に台本を読んで、大事なポイントを確認してから収録をして、自分なりにやりたいことができたなと思っていても、いざアニメ1話目が放送されると、自分が考えていた声と違うことがあるんです。大体、アニメ1話目が放送されている時って、収録は4話や5話目くらいまで進んでいるんですけど、その際に音響監督さんからディレクションを受けたり、自分が1話目を見直したりして演技プランを修正していくことで、最終的に素晴らしいお芝居になっていくんだと感じたので、もしこれから専門学校や養成所に通う場合は、自分の声を聞く機会を増やすと良いと思います。

 

――ここで、参加された中高生の皆さんから石井マークさんに、直接質問をさせていただきました。今回はその中から質問を一部抜粋させていただきました。――

 

 

中高生石井さんが実践している喉のケアを教えてください。

石井:僕の場合、演じる役によってケアをしたりしなかったりします。例えば、低めの声であまり大きな声を出さないようなキャラクターの場合は、低い声が出せるようにわざと少しガラつくような、喉にひっかかるような声の出し方をしてお芝居をしたり、逆に声をよく出すキャラクターや割と透き通った声のキャラクターを演じる場合は、のど飴やはちみつでケアしたり、潤った状態を保つことを心掛けています。あとは、収録やイベントで朝が早いときや、叫ぶキャラクターなどのパワーが必要な場合は、ちゃんと寝て体調を万全にしておかないと、叫んだだけで2・3日も喉に響くことがありますので、寝ることも大事なケアになってきますね。

 

中高生:新人・ベテラン声優さんがたくさんいる中で、オーディションで役を勝ち取るにはどうすればよいですか?

石井:いろんな人がいる中でどうやってオーディションで残っていけるか、そこに関して僕も正直わからない部分もありますが、やっぱりオーディションに残る人って、他の人ができない良さが絶対あると思うんです。あとは、音響監督さんやアニメスタッフの方の好みもありますので、自分の技術を100%出しきって、あとは運の良さだったりします。でもそれは、ちゃんと努力をした上で達成されることなので、程よい努力と程よい頑張り、あとは運っていう感じですね。もちろんそのオーディションに行く前に下準備は必要で、そこがきちんとできるかできないかによって、スタッフさんを納得させることができるかどうかが変わってくると思います。

 

 

司会最後に、今日集まってくれた中高生のみなさんにメッセージをお願いします。

石井:この会場にいる人の中で声優を目指したいなと思っている子に、じゃあこれから何をしなきゃいけないかというと、純粋にお芝居を楽しんでもらいたいです。そして、もし声優を学ぶ学校に入った時は、ぜひ学校生活を楽しんでください。友達との関係性だったり先生との関係性、自分が受ける授業、なんでもかんでも全力で楽しんでみてください。それが、のちに本当に自分のためになってきます。なので、いっぱい楽しいことをやってくれればなと思います。みんなのことを応援しています。

 


 

トークライブ終了後の体験授業では、なんと石井さんが中高生と一緒にアテレコをしてくださり、直接アドバイスもしていただきました。

 

 


 

【在校生特別授業】

 

 

在校生向け特別授業の前半は、石井さんが実際に舞台を経験して学んだ中で、声優業に活かせる点についてお話頂きました。その中でも、声だけでなく表情での演技の大切さ、実際に自分がアクションするとどのような声になるかをメインに語っていただき、いかにリアルに個性のあるお芝居ができるかについて教えていただきました。

 

後半は、選ばれた複数名の在校生が、大阪アニカレオリジナルアニメーションの「To you…~幸せの1ページ~」の一部シーンを石井さんの前で実際にアテレコ披露して、石井さんからグループごとに丁寧に指導してくださいました。
最後に石井さんにもアテレコを実演していただき、在校生にとって大変貴重な授業内容となりました。

 

石井マークさん、本当にありがとうございました!

 

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